わたしの旅日記
巡礼こころの旅に参加して。。。
日本百観音成就に思う
 
◆報告者:藤田 英子(岩瀬町)
平成16年7月28日、「日本百観音結願の証」をいただいた。とてもすがすがしく成就とは身も心も軽くするものだとつくづく感じた。
 ふりかえってみると平成13年5月31日、「坂東33ケ所観音霊場巡礼の旅」のネイチャーツアーズ発行のパンフレットを手にして日帰りで出来るたびは願ってもないことで友人と参加した。はじめは楽しみが心一杯に広がっていたが、回を重ねるうちに日本人特有の佛に対する考えたかがふつふつと芽生え、歴史や文化を寺の中に見い出すことができた。坂東巡礼はじまりは、坂東の荒武者が戦で敬った武士たちの供養に観音様を祀ったのがはじまりで、特に源頼朝の観音信仰が影響を与え、戦乱の世の人々の救いが現れでもあったという。
札所はいつも花でいっぱいです
 関東に住みながら、浅草の観音様しかしらない私が、三十三観音もあることを知り驚いた。観音様とは一体何であろう。何もしらない私に妹が「観音さまは三十三身に化身してどこへでも行って助けてくれる佛さまで、アメリカだってあっという間に出かけて救ってくれる佛さまだよ」と聞かされた。
丁度息子が留学するのに迷っていた私だが、”信じれば救われる”というので、安心して観音様に息子をお願いしてアメリカへ送り出した。それがきっかけで観音様を礼拝するようになった。
坂東発願の寺 鎌倉杉本寺
  西国巡礼では、歴史仏教に詳しい栗原さんが先達してくれたので、ご本尊やら、当時の建築様式やらについてガイドをしてくれたのでとても良かった。
特に、昔の西国巡礼の習慣に従って、伊勢神宮に参拝して、熊野古道を経て、第一札所那智青岸渡寺に詣でた事は非常に良かった。今年熊野古道が世界遺産になりテレビで放映され懐かしくあるいた場所は思いがひとしおであった。ネイチャーツアーズの戸頃さんが本気になって計画してくれなかったら、この経験はもてなかったと思う。
西国 円教寺(兵庫県)
 また西国27番札所の書写山”円教寺”は、昔僧坊の学校があったところで、格式のある寺で、山深く、NHK大河ドラマ宮本武蔵のロケが行われ、宿坊では主役の市川新之助と出合い、みんな喜んでいた。西国の寺院は行く先々で歴史的な物語にふれ、13番札所石山寺は、紫式部が源氏物語を書いた部屋が保存されていた。山のすそには、近江百景の瀬田の唐橋が眺められた。
西国結願寺 華厳寺(岐阜県)
 秩父の観音霊場では、里山や平地にお寺があり、素朴な美しい自然の織り成す庶民の観音霊場であった。
 先達の三橋さんとういう温和な方が観音様にまつわる話をまことしなやかに話されるので車中の人々は、うなづきながら聞いていた。とりわけ慈悲の話が多く、信仰心がないと可愛い我が子も犬になってしまう信仰するともとの人間になるとの悟し等々。またご本尊の如来像や時代背景など実際に目で確かめないと面白味は出て来ない。三橋さん「34番札所の結願を迎えて終わるのでなく、これをはじめとして毎朝合掌することを忘れずに、すべてに感謝し、そして生かされていることを忘れずに、健康で長生きしてください」と別れ際挨拶された。
秩父結願寺 水潜寺(埼玉県)
 秩父34番所日澤山水潜寺の結願寺の中に「般若波羅蜜多心経」の経文の一文字を石に書いて納める所があって順番に経文の文字をいただくのであるが、私は経文の「是無等等咒」の中の無であった。無といつ文字にすべて無からはじめよと解釈し、また新しい自分を見い出す人生をはじめようと思った。
人は、太陽、月、風、水の自然に誰もが親しみ恐れ敬い生きているのだと思う。霊場は山全体が神様だったようだ。
右手が筆者
 最後にこんな素晴らしい心の旅を計画してくださったネイチャーツアーズの戸頃さん、先達さん同じ巡礼の旅を終わる事が出来大きな人生の節目を持つことが出来有意義であった。(終)