わたしの山日記
 

新潟2つの百名山
火打山と妙高山
2004.10.14〜16 夜行1泊2日
◆寄稿:岩田 喜美子様(下館市)
バスの中で誰かが「山の同窓会みたい!」といった。今までになく大勢で懐かしい顔ぶれが勢ぞろいし、その言葉にも納得。バスの中も読書灯になり雨の音がいつの間にか眠りをさそう。
◆10月14日(木)
大粒の雨がバスの窓を激しくうつ。
リーダーの戸頃さんと20人の山仲間が火打山と妙高山登頂を目指して笹ヶ峰高原の登山口を行く。

高原では雨がいつの間にかミゾレに変わっていた。
◆10月15日(金)
バスは早朝の2時、笹ヶ峰高原に着く。

バスの中で仮眠をとり、出発予定時間の6時を待って、全員身支度をして、火打山へと続く登山道に入る。
雨が止まず、カッパを着ての登山だ。
樹林の中の緩やかな登りが続く。登山道には厚く落葉した落ち葉が雨にぬれている。
皆の歩く山靴の音だけがやさしく森に響き、7時頃黒沢の吊橋に着く。
黒沢からの急斜面を登る。高度が上がるにつれ、冷たい雨は雪になったいた。たぶん夜から降ったのだろう。青い熊笹に雪が積もっている。大きなもみの木にも雪が積もり、吹く風で雪が舞ってくる。

戸頃さんいわく「雪もまたいいですね〜」ほんとうに思いがけない雪の登山。雪景色にうれしくなる。
登山経験の少ない私に友達が気遣ってくれ、リーダーさんの後ろにつく様すすめてくれた。
戸頃さんの足あとは不思議。雪の登山道も楽に登れた。歩幅がなんとも心地よい。魔法の足あと・・・・。

広い稜線を歩く頃には雪もこぶりになり、右の方の山に、太陽の光が差しはじめ、所々に見る紅葉が美しい。右に見る山は霧がたちこめ墨絵の様に浮かびあがる。

富士見平から高谷池ヒュッテに着く頃には、紺碧の空が広がり太陽が眩しい!
ほんとうに最高の登山日和。
ヒュッテに荷物を置いて、火打山を目指す。12時ちょうどに登頂する。

2461mの山頂からは360度の展望が広がる。紺碧の雲一つない空の下に、雪化粧をした北アルプスの峰々が雲海に浮かぶ。
今登って来た天狗の庭や高谷池が箱庭の様に眼下に見える。
明日登る、桃割れした様な妙高山が顔を見せている。良い天気に恵まれたことに感謝しながら、高谷池ヒュッテへともどる。
4時半に夕食。自分でつくるカレーよりおいしい、山小屋のカレーとハヤシを食べ、快いつかれを感じながら午後6時就寝。
◆10月16日(土)
6時30分、高谷池ヒュッテを出発。朝の空気がつめたい。今日も天気は最高だ!。
登山道が凍っている。登山道のコンディションが良くない時は、妙高山登頂はあきらめるとのリーダーの指示がある。
木道に雪が積り凍っていて歩きにくさを感じながら黒沢池ヒュッテに着く。大倉乗越、樹林のなかの急坂登りでした。
2445mの妙高山頂は、岩場が多く、2時間予定より遅れての登頂でした。
きつい登りだっただけに、山頂の360度の展望も素晴らしかったけど、二つの山に挑戦し登頂できた事の喜びも大でした。
下りは思ったよりきつく、樹林帯の中の急下降。鎖場、滝を遠くに見たり変化にとんだ下山でした。
あと30分で、終着点燕温泉に着くという所で、急に足に力が入らず、もうだめかと弱気になりましたが、リーダーに、励ませられながら、なんとか無事下山することができました。

遅くなり皆様にも迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。
皆様は私をバスの外で待っていてくれ、拍手で迎えてくれ、ほんとうにありがとうございました。

私の年齢になると”感動する”そして”輝く事”は少なくなります。山旅はそんな中で、いろいろな皆様との出会いがあり、優しさに触れ、挑戦し、感動し、一瞬かがやいて・・・・

これからもうちょっと頑張りたいと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします。《終》