◆1月12日(水)
乗り合い高速バスで300キロのドライブ。英語ガイドなので少々閉口する。
ウルコスで下りアメリカンシスター教会に行く。
今までに見たこともないような立派な教会。壁画は修復中だったがその様子も見れてうれしい。
サンペドロではWIRACOCHA,S PALADEという遺跡を見学。
インカで1番大きな寺院だったそうだ。92メートル高さ14メートルの寺院の中心の壁のみが残る。
崩壊しなければいいな、保存はどうなっているのかちょっぴり思った。
バスが気持ちよく走る中道路の所々石が散乱している。どうやらスト決行らしい。
雨が降ればやめるだろうと高をくくっていたらとうとう2時間も足止めを食った。標高4313mのバスストップで降りる。
リャマを連れた子供と記念撮影をする。山は雪渓をくっきりと見せてくれた。
プカラ見学は時間の都合で出来ずバスはひたすら走る。
ストにあい様々な現実と自然を目の当たりにした。
標高3827メートルのプーノへ到着しホッとする。
◆1月13日(木)
今日は船でウロス島、タキーレへ
ホテルをぐるりと一回りするとチチカカ湖に出る。ホテルリベルタドールは島だった。
早朝の湖は気持ちよい。葦のはえる間をすべるように船は進む。まもなくすると前方に絵で見た浮島が浮かぶ。
青い空に葦で作った家や船がよく似合う。
まもなく上陸。島の感触におっかなびっくりでそろそろ歩く。歓迎のおやきを食べる。
練った小麦粉を油で揚げただけのものだが結構美味しかった。
展望台にあがるが狭いところに皆でのぼったので、景色もそこそこに降りる。
島を作るのはいたって簡単。とトラを切って3メートルほど積むだけ。1ヶ月ごとに家を新築するらしい。
大小45の浮島があって大きい島では何百人も住むという。
学校や教会もある。電気は太陽電池の設備があるという。これもフジモリ氏のおかげだとか。
パルサと呼ばれるトトラ製の船に乗る。さっきまで泣いていた子供がお兄ちゃんと船に乗ると3人兄弟で日本の歌「さくらさくら」など上手に歌ってくれた。
降りるときはちゃっかりおひねりを請求された。でも可愛かった。
再び船に乗り換えタキーレ島へ向う。島民2000人。澄んだ空、紺碧の湖、どこを見ても絵になる。
ここでは相互扶助の生活なので物々交換の世界だそうだ。
島の男達は話しながらでも編み物をしている。色彩鮮やかでしかも緻密。6歳になると編み物を始める。
女は道端で糸を紡ぐ。ここにもインカの掟が息ずいている。<うそをつくな・怠けるな・盗むな>
番犬の犬は1匹もいない。
昼食をとり息をきらしながら登った坂を下る。帰りの船上は空、湖ともに景色を楽しんだ。
◆1月14日(金)
ストを心配して朝4:40の出発となる。
プーノからラパスまでの158キロうまくストを切り抜けたらしい。順調にバスは進む。
7:30国境で手続きをしボリビアで換金する。こちらのほうが物価は安いそうだ。

コパカパーナで船に乗り太陽の島へ
プーノとラパスの中間にある大きな町。4つのチャペルとムーア風カテドラル。信仰が厚く訪れる信者が絶えない。
ここは太陽の島月の島への起点となる。
どこまでも青くそして冷たい水をたたえるチチカカ湖。神秘的な湖である。
島中段々畑に覆われて、神殿跡や若返りの泉などインカに遺跡もある。1000人ほどの住人がいる。
島内に博物館がありミイラ出土品祭りの衣装などを見ることが出来る。
神の儀式を受ける。1人1人に神の恵みを祈ってくれる。神の水を手と頭に降りかけてくれた。
船室で昼食。
甲板に出て風に吹かれると強い風だが気持ちよい。
船を下り再び来るまでラパスへと走る。
さすがにアンデス。最高峰のイリャンプが真っ白な雪の姿を見せびらかす。
◆1月15日(土)
ラパス郊外のテイワナク遺跡を見学する。400年ごろから800年ごろまで続きインカの次に大きな版図をもった文化だつた。遺跡はすべて巨大な石で造られている。
インカに勝るとも劣らない石造技術だ。
アカバナ 遺跡を見下ろす赤茶けた山がアカバナのピラミッド跡。要塞の役目を果たす。
半地下でぐるりと周囲にめぐらされた壁に180もの石の顔がじっとこちらを見つめている。
太陽の門
高さ3メートル幅3.75メートルの1枚石がツルツルに加工されて門を形作っている。重さ5トン。
博物館見学
世界遺産登録
発掘途中の縄張りがあちこちにめぐらされていた。発掘はまだ1割とか。
7色の意味を教えてもらう。
1、白 知恵 健康
2、黄 生命 エネルギー
3、橙 多産 ダイナミック
4、緑 自然 動植物
5、紫 政治
6、青 雨 現象 天文
7、赤 医学
昼食 日本食堂に入る。定食をいただき幸せな気分になる。ウユニ湖でとれた塩を買う。ピンクの塩と岩塩を買い良い買い物をしたと喜ぶ。
月の谷は乾燥しきった薄茶色の土地にゴツゴツした岩肌が谷一面に広がる。そのスケールに圧倒される。
地球の自然の不思議さを目の当たりにする。
食後、フォルクローレの音楽を聞きに外に出る。
◆1月16日(日)
9:00朝食
12:00まで自由に過ごす。
荷物をまとめホテルを後にする。
リマ空港でケース点検。塩がひっかかる。麻薬とまちがわれたかな。
不幸はまだ続く。ゲートで再び悲鳴。手荷物上着靴まで脱がされる。
◆1月17日(月)〜18日(火)
ヒューストン乗継。機内に入ると日本語が広がる。
成田へ向うとなると急に元気が出てくる。
ゲートを通過するたび荷物の塩が気になる。なにせけースから追い出された塩がリュックにあるのだから。
13時間のフライト、安心も手伝って快い眠りに入る。
中南米の旅もフィニッシュを迎える。疲れはあるものの旅の終わりを楽しむ。
メモのスペースももうあと1ページを残す。何を書こうか。
到着前の静けさ。みなじっと無事着陸すのを待っている。
緊張感が機内に感じられる。滑るようにガタンと音をさせ着陸した。
機内のざわめきは喜びの音だ。
長くてあっという間の南米の旅。ありがとう。皆さんお疲れ様でした。(終わり)
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