わたしの山日記
 
残雪の甲武信岳登頂
2005.4.22(金) 日帰り

◆投稿者:宍戸 幹直様(土浦市)

甲武信岳はその名のとおり、甲州、武州、信州の三国国境に位置する山で千曲川、荒川、笛吹川の源流出ている。この点からも「甲武信岳は奥秩父のヘソと言いたい山である」と深田久弥は日本百名山に記述している。山頂から澄渡った青空の下に雪を抱いた山々が眺望できた。特に八ヶ岳は美しかった。

◆4月22日(金)〜23日(土)
戸頃リーダー外、男子4名、女性8名を乗せたマイクロバスは22日夜に出発し、真夜中に登山口に着くとそのままバスの中で仮眠をとる。

23日午前4時30分に目を覚ます。外はまだ薄暗いがすぐに明るくなる。登山口の標高は1460mということで、冷え込んでおり、とても寒い。軽く食事をし、ストレッチを済ませ、5時25分、シラカバやカラマツが林立するなだらかな林道の中へと歩を進めて行く。
やがて、小さな祠にさしかかる。登山の無事を祈願。
ここらあたりから急登となだらかな道を沢に沿って、ジグザグに登ってゆく。落葉樹の樹林帯では日差しが足下まで差し込んでいる。しかし、ひんやりした空気は歩きだしても汗はかかせない。
6時15分。10分間休憩後、引き続き樹林帯は続く。一葉もない木の間からは紺碧の空が覗かれる。標高が1700mを越える頃から雪道となる。慎重に登る。
7時25分、10分間休憩。標高は1900mまで登ってきた。お互い、年が明けて初めて顔を合わせる人が多く、今年はあの山に登りたいとか話は尽きない。引き続き樹林帯の中の雪道が続く。この地形だと雪崩は心配なさそうだ。

8時30分頃、ちょっとだけ山頂が顔を出す。
9時20分、千曲川源流に着く。残念ながら水源地は雪に埋もれていて、標柱だけが顔を出している。


←源流の碑は雪の中
10時00分、ようやく稜線に出る。雪を抱いた富士山が顔を出す。白い美しい富士をしかも、こんなに間近になかなか見られない。感動の一時をしばし足を止めて過ごす。山頂はもうすぐだ。

10時35分、最後のガレ場を登ると山頂に着く。
雲ひとつない快晴に恵まれた山頂からの展望は素晴らしい。青空の下に連なる雪の山々は最高の景色であるまいか。近くには、富士山、金峰山、瑞牆山、八ヶ岳そして噴煙を上げている浅間山。遠くには白峰三山、甲斐駒ケ岳等が見ることができた。おにぎりを食べながら、しばし山頂の空気に浸る。
11時15分、登ってきたコースを下山する。下りはアイゼンを使用する。気温が上がってきたためか幾分、雪が柔らかくなってきた。ダイエットがままならない何人かが、雪の中に足を差し込んでいる。途中、2回程休憩する。

14時30分、登山口に着く。帰りのバスの窓からは信州の満開の桜も堪能できた。麓から見る八ヶ岳も美しい。今回も天候とパートナーに恵まれ楽しい山旅ができました。荒船温泉で疲れを癒し、生ビールで渇いた喉を潤す。これも至福の一時か。21時30分、我が家に着く。