わたしの山日記
 
北海道花の山旅
十勝岳縦走の旅
2005.7.12(火)〜7.14(木) 2泊3日

◆投稿者:大熊 浩子様
羽田発の全日空機は午前9時25分旭川空港に着いた。心配していた天気も上々だ。今回のメンバーは総勢14名、みんなベテラン揃いである。これからどんな景色とどんなお花たちと出会えるか楽しみである。待望の北海道十勝連峰の縦走がいよいよ始まりました。


←美瑛富士避難小屋周辺のお花畑にて
◆7月12日(水)
■11:20 美瑛富士登山口
登山開始前、地元産のおいしいお弁当を食べて腹ごしらえ。タクシーも引き返し、いよいよスタートだ。もう引き返せない・・・・気持ちを奮い立たせる。

針葉樹林帯のゆるやかな登り道を歩く。前日まで天気が悪かったという空は、今日はかんかん照りで風もなく、北海道とはいえさすがに暑い。汗でびっしょりに濡れる。でも爽快な気持ちいい汗である。

←凍ったグレープフルーツがうまい!!
■12:10 倒木のそばで休憩 友人の新井さんが持参したシャーベットのグループフルーツを皆でいただく。
これがうまい!!

■13:15 樹林帯を過ぎると背丈ほどのハイマツとごろごろした大きな石を渡る道となり歩きにくい。イソツツジとウコンウツギの群落が美しい。
霧の晴れ間から美瑛富士が見えた〜

雪渓をいくつか通過すると沢が現れる。山小屋は近い。小屋周辺に水場がないというのでここから汲み上げるが、まだ先にも沢があった。下のほうから重たい思いして無駄な労力をずいぶん使ってしまった。
■15:45 美瑛富士避難小屋着

広いお花畑の中に建つ小さな小屋には5人の先客がいただけ。すぐに2つのテントを設営。その後みんなで豪華?な夕食を作る。これが一番楽し〜い。今夜は定番のカレーと特製野菜スープ! それに忘れてはならないアルコール。最高の贅沢である。至福の時が過ぎる。
いつの間にか外はガスに包まれた。明日が楽しみだ。
◆7月13日(水)
■3:00 起床
■4:00 朝食はお粥。美瑛富士がモルゲンロードに染まる。実に荘厳である。朝日を浴びてお花畑がきらきらと眩しい。
■5:00 出発

テントを撤収して午前5:00出発。夜露でカッパのズボン下がびっしょり濡れる。ほどなく大きな雪渓を現れる。

■6:05 地面を這うように小さな花の群落が現れる。厳しい北の気候にここでは背丈の長い花は育たないのだろう。

■7:45 美瑛岳(2052)頂上

頂上から見渡すとこれから行く十勝岳の噴煙が見える。斜面に可憐な花たちに疲れも吹っ飛ぶ。
十勝岳への道は火山灰のザレ場。草木も生えない噴火のあとを辿る。さながら月面を歩いているようである。
途中、あり地獄のような砂のザレ場の急登に緊張する。

■11:00 十勝岳頂上
スケールの大きな展望に感動!! 遠く大雪山からトムラウシ、果ては夕張岳、日高の山々が望まれる。素晴らしパノラマだ。
■12:45 上ホロ避難小屋
目の前には雪渓が広がる。水場も近く絶好の泊り場だ。雪解けを待って咲き競うエゾコザクラの花の群落。あたり一面が素晴らしいお花畑だ!
「今夜はテントに泊ろう」


時間もたっぷりあるので、仲間達と楽しい時間を過ごす。他の登山者との語らいもいいものである。



←女性に囲まれ上機嫌のM氏
■16:00 夕食準備
今夜は最高の焼肉とネイチャーツアー特製”北海タラ汁”だ。この贅沢に感謝する。

それぞれが山への思いを語り合ううちにテントの外は深い闇と星空が。。。今夜でおしまい。おやすみなさい。

■23:00 満点の星空に感動する。
◆7月14日(木)
■4:30 稜線に陽が昇り始めた。本日も快晴

憧れの花の百名山富良野岳を目指す。

■5:20 上富良野岳から三峰山

■7:15 富良野岳分岐
眼下に十勝岳温泉が見える。大勢の日帰り登山者が登ってきた。
長い階段の登山道を登ると、山の斜面には花の大群落!! さすがに花の百名山。息を呑むほどほどである。
■8:00 富良野岳頂上
なぜが犬の登山者が。。。聞くと十勝岳温泉の旅館の犬で”ごんた君”という。 いつも気が向くと一人?で富良野岳に登ってくるという。

ごんた君も一緒に記念撮影。
いよいよここから原始の森までの下山。急斜面に備えてサポータで膝をガードする。ここから原始ケ原まで急な一気に下る。ザレ場とガレ場の連続に気が抜けない。

時おり見せるイワブクロの群落に一時心が休まる。コマクサの色も見事であった。
■9:45 下りも緩み、原始ケ原の湿原が現れる。ワタスゲが風に揺れてかわいい。木道もなく人が踏み入れたことのないような大自然がそにあった。原始の森である。
■12:30 原始ケ原登山口 
お疲れ様でした=!

素晴らしい3日間をありがとう!!
2泊3日の十勝連峰縦走の旅は終わった。いつもながら北海道の山の大きさ、広さには驚くばかりである。足腰の不安を抱えながら参加したが、気のいい仲間達に支えられて無事縦走することが出来た。素晴らし山行を企画してくださったネイチャーツアーズと仲間の友情に感謝!!(終)