わたしの山日記
 
遊歩倶楽部の仲間と登った!!
大雪山地獄の縦走《?》記
2005.7.22(金)〜7.24(日) 2泊3日

◆投稿者:永山 勝子様
 私たち遊歩倶楽部15名(男6名女9名)の善男善女が、今年も北海道の山を歩いてきました。今年は北海道の屋根大雪山の縦走でした。その素晴らしくもあり、また地獄なような山旅をご報告します。
◆7月22日(金)
まだ暗い朝3時に高萩をバスで出発。
興奮と不安とお喋りと隣席の人のいびきで一睡もできずバスは羽田空港へ。そして千歳空港に降り立ちました。

夕張や北の国からのロケ地麓郷を訪ねては、とうもろこしやアイスクリーム、じゃがバターでお腹を満腹にし、どこまでもまっすぐに続く道路にさすに北海道の大きさを感じつつ今宵のお宿天人峡温泉に到着しました。
夕食前にホテルから歩いて10分のところに、なんと落差270mの大滝があるというので、散歩がてら出掛けてみると、まさしく天女の羽衣を思わせるような「羽衣の滝」をみて感動してしまう。

夕食はカニ料理やマトンの肉に舌つつみをうちながら、源泉で湯量豊富な洞窟風呂温泉につかった後、夜遊びすることもなく早々に深い眠りに落ちました。
◆7月23日(土)
さあ〜いよいよ今日は大雪山縦走の日です。朝食のお弁当を作ってもらい、朝5時ホテルを出発し、旭岳駅ロープウエイまで行きました。

駅までは低い雲が垂れ込めていましたが、ぎゅうぎゅう詰めのロープウエイで姿見駅(1600m)まで来るとそこは雲上の別世界! すごい!最高の天気に感動のボルテージもいっきに上がり、そして縦走がスタートしました。

神々の遊ぶ庭といわれる旭岳(2290m)を目指し、一歩一歩の前進です。
高山植物に励まされながら、硫黄の匂いのする白い噴煙を横目に見ながら登って行きます。
運動不足と体重増加の私の足腰にはこの登りは厳しく、標高差700m位なんてと暢気に構えていたのが大きな間違いであったことはすぐにわかりました。
チングルマ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ等高山植物の花畑と戸頃さんの「もう少しあと15分」の掛け声にダマされながらなんとか、午前10時過ぎ山頂に登頂しました。山頂は360度の大パノラマは視界もすこぶる良く、北海道最高峰のスケールの大きさに改めて感動いたしました。
雲が出てきたので少し休んでから間宮林蔵にちなんだ間宮岳(2185m)を目指しました。旭岳を下るとすぐ大きな大雪渓があり、お尻の濡れるのも忘れて「キャーキャー」と奇声を発しながら、みんな子供のようにはしゃぎながら一気にくだり落ちました。疲れを忘れた一時に感謝!感謝でした! 尻すべりは楽しい!!!
間宮岳を過ぎる頃には空気も更に快適になり、汗でべたつく体もこの頃には爽やかに感じました。それにしても北海道の山はスケールが大きい!!

途中、ガスで視界が悪くなったりもしましたが疲れた頃に、戸頃さんの「もう少しあと15分」の、詐欺師のような掛け声に騙されてしまい、間宮岳、北海岳と、アップダウンを繰り返しながらの縦走も、最後の黒岳(1984m)がもう目前です。
絨毯のように咲く美しく咲く高山植物の応援も、戸頃さんの「もう少しあと15分」の一言も疲れた体にはきついものがありました。メンバーの中にはすれ違う人に「あとどれくらい?」と訪ねる人もいましたが、私は耳をふさぎただただ自分と格闘するのみ。これぞ山の女と自我自賛。

高山植物の名前をいろいろ教えてもらいましたが、頭がボーとして殆ど何も覚えていません。
山頂はガスで視界も悪く疲れもピークに達していたので、下山はそれぞれのペースでリフト駅に向かいました。
  

岩がゴツゴツしていて、足場が悪く降りるのに一苦労でしたが、私達を励ますかのように野生のエゾリスや視界一面の花の群落が最後のラストスパート応援してくれます。
そして駅が見えた時には嬉しくて痛い足も忘れ早歩きになっていました。山頂駅から層雲峡までリフトを乗り継いで、ホテルに到着した頃は夕方4時半を過ぎていました。
ホテルでひと休みしていると、なんと東京で震度5弱の地震発生のニュースが流れびっくりしましたが、すぐに忘れて疲れた体を温泉に浸かり、ビールやお酒で北海道最後の大宴会を満喫させていただきました。


ホテルのアトラクションに飛び入りで参加させられてしまったT氏
◆7月24日(日)
最終日は屈斜路湖の砂湯で足湯を楽しみ、釧路空港に向う途中エゾシカが「お疲れ様でした。また来てね。」と私達を見送ってくれました。
本当に地獄のような縦走でしたが、過ぎてみるとお花畑の素晴らしさや景色の雄大さや雪渓の雪すべりなどが楽しい思い出となりました。
また行きたいと思うまでにはまだちょっと時間が必要ですが、やり遂げた達成感や満足感はしっかりと心に残っています。
この企画をしてくれました遊歩倶楽部の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。(終)