わたしの山日記
 
夏のアルプス
奥穂高〜前穂高縦走
2006.8.19(土)〜21(月) 2泊3日

◆投稿者:小原 誠
バスは一路北アルプスを目指す。
途中県境で雨が降り出し心配したが、長野県に入ると雨も止み晴れ間も見えて一安心。
今度の登山は日本第3位の高峰奥穂高より前穂高への縦走一番良い所だけをつまみ食いする贅沢な山行である。
◆8月19日(土)
5:20  結城アクロス前を出発する。
松本ICを下り沢渡で低公害バスに乗り換え、新しくなった釜トンネルを過ぎる。小さくなってしまった大正池を左下に見ながら木道は人、人、人の列である。
11:50 上高地到着
すごい人の数、観光客、登山者などなど、銀座並というが今の銀座はこれほど混雑しないだろう。
木梨平キャンプ場を過ぎる頃から人の数も登山者に変わり歩き易くなる。
12:45〜13:15 明神池にて昼食。各自持参した弁当で明日に備えて腹ごしらえ。目の前の明神池が実に素晴らしい。明日はこの上の山に登ると思うとファイトが沸いてくる。
徳本峠への道を右に分け徳沢へと向かう。
今年の長野の大雨で梓川も大量の流木で無残な光景である。
が、右側の山裾にはソバナが咲き乱れ登山客の目を癒してくれる。足元には小さなゆりかごの様な黄ツリフネも可愛い。

14:10〜14:20 徳沢着
10分休憩後、今夜の宿横尾山荘へと明神岳を見上げながら梓川沿いをゆっくり上流へ
15:15 横尾山荘到着
早速缶ビールで喉を潤す。
部屋割りも決まり、ひと風呂浴びた後外庭に出て夕食前の小宴会。大勢の為椅子が足りない。
ゆったりとした時が流れる。登山者にはこのひとときが最高の気分ではないかと思う。

17:30 夕食 
なかなかのメニュー。バラエティにとんでいて美味しかった。
また外へ出て夕暮れをつまみに宴会(2次会)が始まる。
早朝早出なので20時に消灯
◆8月20日(日)
4:00 起床
身支度を整えて横尾山荘前に集まる。
今回は大世帯の為2班に分かれての行動。
4:30 暗闇の中ヘッドランプを頼りに登山開始
後方には三日月が見える。好天が期待できそう。
横尾沢の水音を耳にしながらゆっくりと進む。
白々と夜が明け周りの山々の黒いシルエットが現われて来る。朝の涼しい内に高度を稼がなければ。。。
前方に奥穂高岳の姿が現われてきた。
山頂を赤く染めながら谷向かい側の屏風岩も荒々しい姿を見せる。南岳も顔をのぞかせて来た。好天だ。暑くなりそう。
5:43 本谷橋河原で朝食
珍しくパン食。色々と入っていて面白い。
なかなか考えてるなと思った。
穂高山行は花々には期待していなかったが色々と見ることが出来た。時々休憩を取りながら高度を上げる。
屏風岩を左に巻き進むと正面に北穂高岳。右側に南岳。大キレット。左側に前穂高岳と朝日を浴びて本当に美しいの一言。しばらく登ってやっと奥穂高岳、涸沢岳がその勇姿を現す。
8:00 涸沢ヒュッテ着
小さな雪渓を登り涸沢ヒュッテに辿り着く。
ヒュッテのテラスより眺める四峰は言葉には尽くし難い。
一峰一峰がその個性を思う存分発揮しその神々しい姿は実に美しく素晴らしい。登山者には最高の贈り物だ。
今日最後の仕事が待っている。穂高山荘までのルート、ザイディングラードだ。涸沢テント場を横切り涸沢小屋の前を通りいよいよ登り始める。
雪渓の上を左に大きくトラバースしてザイディングラード登り口へ
10:00 いよいよ最後の難関にチャレンジ
よじ登り這い上がりの繰り返し。
休息を取りながら涸沢ヒュッテがだんだん小さくなっていくのがわかる。
だんだんゆるい登りになり右に巻いて穂高山荘が見えホッと一息。

11:40 穂高山荘到着 皆さんお疲れ様
部屋は大部屋に決まり各自自由行動。我々は図書室でささやかな宴。
明日に乾杯
17:30 夕食後早めに消灯

※ネイチャーツアーズより
遭難した死体?を横に、穂高山荘前にて、今回参加していただいた青柳氏による即席のストレッチング勉強会が開かれました。

大変勉強になりました。ありがとうございました。
◆8月21日(月)
3:00 起床
4:00 濃霧の中出発 遠雷と稲光に励まされ今日最初の難関に挑む。
鉄梯子を登りと尾根がゆるやかになり5:10ようやく奥穂高山頂に辿り着く。
5:30 朝食をすませいざ出発しようとすると空からパラパラと降って来る。いやな予感。一旦は引き返すが決行する事になり一安心。この先の一抹の不安はあるが吊尾根へと下る。
よく整備された登山道を淡々と紀美子平に向かう。
ガスの中から時々扇沢が姿を現すが空は晴れてはくれない。
後方には奥穂高岳がうっすらと見えるだけ。しかし荒々しい岩肌にはイワギキョウ、ウサギギク、イワツメクサ等々の花が登山道を飾ってくれる。
7:30 紀美子平に到着するが前穂高岳はまったく見えない。登頂を断念して重太郎新道へ下りとはいえなかなかの難コースである。岳沢ヒュッテまでは気の許す所はない。
やっとヒュッテの花園に着く。
色々な花々が短い夏を惜しむかのように咲き誇っている。
15種はあるだろうか。。
10:38 岳沢ヒュッテに到着
建物が跡形もない。今年の冬の大雪の雪崩により300m下方まで流されたそうだ。1日でも早い再建を祈りながら山荘と別れる。
上高地の赤い屋根や大正池等見えるが、これからが長い道のり。なかなか高度が上がらない。
雨も断続的に降り雨具の脱着を繰り返す。
やっとの思いで遊歩道に出て、河童橋にて全員の記念写真を撮りバスターミナルへ向かう。
13:55 バスターミナル着
身支度後、ひと汗流しに温泉へと向かう。
14:40 ゆっくり温泉につか仕上げはやっぱりビールだ。
今回は特別に用意された美味しい西瓜がプレゼントされた。
また穂高に登ろう。何度でもいい登れるうちに。
本峰第3の高峰しばらくはさようなら
最後に今回参加された皆々様の今後の健闘を祈り、益々お元気で過ごされますように。
21:10 帰宅