わたしの山日記
 
越後の百名山
平ケ岳 登頂
2006.8.25(金)〜26(土) 1泊2日

◆投稿者:宍戸 幹直
上越国境の山奥にそびえる平ケ岳はその名の通り、頂上は長く平らで個性的な山容はどこから見てもすぐ分かる。
以前、巻機山や越後駒ケ岳に登った時、あのドデカイ山にいつかは登りたいと思っていた。今回は中ノ岐林道終点から登ることによりアプローチが大幅短縮となり楽に登ることができた。
山頂に通じる約1時間の軽快な木道歩きは特に印象に残った。湿原には池塘が点在し、タテヤマリンドウやハクサンコザクラ等の高山植物が咲き誇り、涼しい風を頬に受けての山旅は最高の贅沢でした。
◆8月25日(金)
朝戸頃リーダーほか男性5名、女性9名を乗せたネイチャーツアーズ号は銀山平に向かう。 しばらくぶりに会う結城美女軍団の顔が懐かしい。今日は宿に入るだけなのでのんびり旅だ。昼食は赤城山麓で名物のうどんを食べる。コシのある美味しいうどんだ。銀山平温泉には15時15分に着く。今夜の宿は民宿”樹湖里”で何棟かのログハウスが建っている。
残雪の越後駒ケ岳が見える。
裏山では大きな羽を広げたトビが青空に舞っている。
のどかな良いところだ。早速無色透明のアルカリ温泉・白銀の湯につかり明日の鋭気を養う。
夕食nまでは時間がある。
大きなログハウス1棟を占拠した男性陣は車座になり、酒を酌み交わし、山談義に花を咲かせる。
これも山旅の楽しみのひとつである。
夕食は別棟に移動し、山菜や岩魚の郷土料理をいただく。
主人から平ケ岳の話を聞いていると。ますます明日の登山が待ち遠しくなってくる。
はやる気持ちを抑えながら、床につく。明日の出発は早い。19時半頃には深い眠りにはいる。
◆8月26日(土)
早朝4時に宿を出発。外は暗い。林道入口のゲートを開けるために宿の主人も同乗している。国道を約30分、悪路の林道を50分位走る登山口(1230m)に着く。山奥まで入ってきたことが実感できる。すっかり明るくなった。天候は全く心配ない。
5時30分スタート。雑木林の中の急登を登っていく。呼吸を整えながら一歩一歩、歩を進める。登山道はむかるみもなく、踏み込まれており歩き易い。40分位歩いたところで宿特製のおにぎりを食べる。ひと歩きした後の食事はとてもおいしい。
歩いていた時は汗ばんでいたが、休んでいるとそよ風で寒さを感じるくらいだ。
標高1500m位になるとブナの大木が現われる。白い木肌と真っ直ぐに伸びている大木は気品を感じる。
豪雪地帯でありながら曲がったブナがないのはなぜだろうか。1600m位になると幾分視界が開け、カラマツ尾根を登りつめる。
休憩時に飲む宿の湧水は冷たくて美味しい。喉ごしは生ビール以上か?足元にはツルリンドウが咲いている。
1900m位になるとハイマツ帯となり、雲の上に越後駒ケ岳の山頂が見えてきた。やがて平坦な道となり、木道が取り付けられている。
太陽の光がまぶしい。頬に受けるそよ風がとても気持ちいい。
木道の両側にはハイマツ、ササ、シャクナゲが広がっている。雲の上に燧ケ岳が見えてきた。なんと素晴らしいロケーションだ。
やがて草の生え茂る湿原となり、池塘が点在している。池塘の周りには食虫ゴケが自生している。水溜りには虫が寄ってくるのを分かっているのだろうか。
タテヤマリンドウ、センキュウ、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、フウロウ、ミヤマキンポウゲ等の高山植物がたくさん咲いている。
鷹ノ巣からの登山道との合流点で小休止。ここにザックを置いて、目の前の山頂を目指す。小高い丘に見える所に三角点がある。
9時10分平ケ岳山頂(2139m)に着く。
苗場山と同じく広く平らな山頂だ。
燧ケ岳は見えたが、至仏山方面はガスがかかっている。ザックを置いた場所まで戻り、食事を取りながらゆっくりする。
下山途中、膝痛で皆さんに迷惑をかけてしまった。特に小原さんには大変お世話になりました。
12時50分なんとか登山口に着く。深い谷間にある林道は、来るときは暗くて情景は分からなかったが、素晴らしい景色だ。
道に沿って中ノ岐川が流れている。きれいな水は大きな石の間を、そして時には一枚岩の上を流れている。
深みになると真っ青な色を見せてくれる。
道幅は狭い。デコボコ道でバスが揺れると歓声があがる。やがて奥只見湖が見えてきた。
ここからは国道を走り銀山平温泉で汗を流し、帰路に着く。
天候とパートナーに恵まれ、楽しい山旅でした。大自然と楽しい山仲間に感謝!