わたしの山日記 | |||
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◆投稿者:澤田 龍一様 幌尻岳は、日高山脈の最高峰です。この山への夏道コースは、額平川沿いに登る振内コースと新冠川からの2コース。今回登った額平川コースは、幌尻岳への最短コースであり、山小屋・幌尻山荘もあるため幌尻岳登山で最も人気のコースです。(参考までに、深田久弥氏は、新冠川からのコースを登ったと日本百名山にありす。)
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◆9月4日(月) | |||
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07:00 全日空51便で羽田空港発 08:30 千歳空港着 09:20 バスで登山口へ移動する。 12:10 登山口駐車場着 数日前に北海道地方を襲った豪雨のため道路の通行止めがあり、大きく迂回したため時間をロス。 12:30 準備を整え、長い林道歩きがスタートする。途中ダイモンジソウの群落が迎えてくれる。 |
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14:40 沢登シューズに履き替えて、いよいよ渡渉が始まる。渡渉靴を忘れて平取町で急遽地下タビを購入したHさんとKさん、地下タビにワラジを履いたKAさん、Tさん、スマートな沢靴を履いたSさん、KOさん、戸頃さん。計7名で渡渉にいどむ。 | ||
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水温はヒンヤリ、水量は少なくてラッキーでした。水深は20cm位が今回の一番深いポイントでした。というのもリーダーが先頭で慎重に慎重にルートファインディングしてくれたからでした。途中「オットットー」と発する声が聞こえた時もありましたがそれはご愛嬌でした。 | ||
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16:40 全員、幌尻山荘にゴールイン。 17:15 すでに、山荘前のブルーシート上では先着のパーティーが楽しそうに車座になって夕食を食べている。 わが、ネイチャーツアーズ・レストランの準備は手際よく進んで、あいたシート上で極上の夕食タイムを楽しむ。 メニューはカレーライスと野菜たっぷり地鶏の醤油汁でしたが、醤油汁はお替り続出の美味しいスープでした。 18:40 就寝。山荘内は2階建で1階にストーブが燃えていたため、2階は熱帯の暖かさでした。夜中山荘脇の沢音が大きく、豪雨と間違え目を覚ましてしまう。 |
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◆9月5日(火) | |||
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03:00 起床。星が見えて、晴天を期待する。昨日の残りスープをライスにぶっ掛け朝食を済ます。 03:45 ヘッドライトを点けて、山荘前からのいきなり始まる針葉樹林の森をジグザグに登る。 05:35 周囲の林がダケカンバに変わり、尾根上に出てしばらく登ると「命の泉」に到着。 |
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07:40 泉を過ぎるとやがてハイマツ帯の急登となり、天気もガスに視界を閉ざされしまう。お花畑を抜けると待望の頂上が待っている。 07:45 全員で記念撮影を済ませ下山。往路の急な登山道を下山する。 |
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10:20 山荘に到着する頃には雨も本降りとなる。手早く荷造りを済ませ、渡渉の準備をする。 10:50 Hさん、Kさんもリーダーの判断で予備のワラジを借りて付ける。下山の渡渉は多少余裕も出て来たようで、安心して水中を移動することができた。 12:55 最後の渡渉が終わり林道に到着。 |
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13:10 林道を出発して間もなく雨がまた降り出し、カッパを付けて歩く。がけ崩れの後が生生しく緊張する。 15:00 長い、本当に長い林道歩きでしたが、無事、駐車場に到着。 |
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16:40 日高高原荘到着。温泉で汗を流し、夕食会は笑いで賑やかなひと時を過ごす。生ビールのお替り続出に宿のおねいさんはてんてこ舞いでした。 | ||
◆9月6日(水) | |||
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06:00 日高高原荘を出発。雲ひとつない北海道晴れの清々しい朝である。気温7℃。 08:15 晴天下、ロープウェイからの眺望に胸が躍る。 08:25 姿見駅着。正面に北海道最高峰の旭岳が真っ青な空に向ってそびえ立っている。地獄谷からは、真っ白い噴煙が幾所から吹き出していて硫黄の臭いが鼻を突く。 |
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10:45 旭岳山頂着。山頂はとても穏やかで、雲がない北方には比布岳、鋸岳、北鎮岳、黒岳などが一望である。また南方には忠別岳、化雲岳、トムラウシ岳、十勝岳、美瑛岳、富良野岳などが雲の間から眺望できる。来年は黒岳からトムラウシ縦走の計画などが話題に出て夢を膨らませる。 11:15 旭岳山頂発。下山途中の旭平に広がる緑の絨毯がとても美しく見えて、その緑色の濃淡に皆で感動する。 13:00 おとといからの疲れもいつの間にか忘れて、早くも次の山行きに思いを馳せながら、旭岳を後にする。 |
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13:15 旭岳温泉駅発。無事下山し、千歳空港へ移動する。途中、温泉で汗を流しながら、美瑛町の広大な畑やニッサンスカイラインのコマーシャルに出たポプラの木を観光したり、国道沿い直売所でトウモロコシをかぶりつきながら千歳空港へ。 17:50 千歳空港で夕食の札幌ラーメンを皆で食べて旅を締め目くくる。なぜか全員人気NO2のチャーシューメンを選んでしまう。(NO1はバター、コーン入りチャーシューメン) 20:35 全日空82便で機上の人となる。 |