わたしの山日記
 
秋の南アルプス
北岳 登頂

2006.10.8(日)〜10.10(火) 2泊3日

◆投稿者:古谷野 令子様
昨年7月に富士山に登りましたので、今年は2番目の北岳に登れたらと思っていました。そしたらちょうど7月にツアーが組まれたの早速申し込みましたが、信州を襲った豪雨のため、残念ながら中止となってしまいました。
再度計画された今回のツアーに、一抹の不安(登れるかなと)を感じながらも友人と再チャレンジしました。
◆10月 8日(日)
1日目    広河原----白根御池小屋

下館を4時に出発。参加者13名を乗せ芦安まで向かいました。
芦安からタクシーに乗り換え広河原の登山口に着いたのは午前11時頃でした。
タクシーから降りると、私達の目の前にめざす北岳がどっしりと大きく聳え、いきなり圧倒です。
顔馴染みも多い参加者同士挨拶を済ませ、白根御池目指し登山開始です。
野呂川にかかる吊橋を渡り、今日は樹林帯の中を歩きました。風が強かったのですが、その風も頭上を通り過ぎているようです。30分位すると急坂となりましたが、振り返るとところどころ色づいた鳳凰山が見え辛さも忘れさせてくれました。小屋まであと30分という表示を過ぎると、トラバース道となり、ホッとしつつ白根御池小屋に到着でした。
小屋の前の木々(白樺)の葉はすっかり色づきお日様の陽を浴びてきらきら揺れていました。夜は明日に備えて6時に床に付きました。

隣の部屋は酒宴?だったのでしょうか。
◆10月 9日(月)
2日目    白根御池小屋----二俣----八本歯コル----北岳山頂----北岳山荘

小屋を5時50分に出発。
二俣までの約30分は足取りも軽くルンルン気分です。二俣から前方の行く手はまさに見上げるような急斜面でした。すぐそばを流れる沢の水音を聞きながら、足元に集中して1歩1歩進んでいくと、色鮮やかな紫色のなでしこが
咲いていました! こんな時期に花が見られるなんて。。。
風に揺れる花を見て歩いていると、今度は頂上を少し見せた八ヶ岳。しばし足を止め眺めました。右手にバットレスを登る人が見え、気にしながら進んでいくうちに岩場が続く木梯子の連続となり次第に足もガクガクしてくると八本歯コルに着きました。
八本歯ノコルでは富士山、間ノ岳が望めました。休憩すると今までの疲れも、どこかに飛んで再び梯子にとりつき吊尾根分岐です。
吊り尾根分岐は初めてみる光景が広がっていました。2本立っている道標に、なんと直角に氷の棒がアイスキャンディーのようになんているではありませんか!「エビのしっぽ」というそうです。
下山する登山者から、昨日は風が猛烈に強く、物凄くに寒かったとの話を納得させるような風景でした。

(この日は北アルプスでも多くの遭難事故があったようでした)
北岳山頂は雲ひとつなく360度のパノラマでした。
中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、富士山、間近に鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳等々。
来年は南アルプスの女王といわれる仙丈ケ岳に登ってみたくなりました。思う存分風景を楽しみ、満足感を味わいそれでもまだ心に未練を残しながら本日泊まる北岳山荘に下りました。
荷物を置いて生ビール(900円)を手に富士山の見える場所に集まり乾杯!
下でテントを張っている3人の様子を観察しながら、「不倫だ」とか「あっちが旦那よ」とか、いい加減なことを言いながら、酒の肴にしてしまう私達でした。

ネイチャーツアーズより
PS:磯田ご夫妻大変失礼いたしました。また美味しい特製のチーズご馳走さまでした。また山でお会いできることを楽しみにしております。
西の方に行った人達が雲海がきれいと教えてくれると、みんなで移動して雲海に沈む夕日を震えながら眺めて充実感にひたり今日1日が終わりました。
PS 山小屋にてIさんがヘッドランプを出し、回りで明るいですねと言うと戸頃さんも夜間用のライトを見せてくれました。「夜トイレに行くのに貸してください」「あんなに明るいと皆起きちゃうよ」と私がライトを出すと、今にも消えそうで「それは夜這いよう」なんて話して・・・・

逃げ場のない壁際に寝た戸頃さんは、隣に寝たIさんから夜間執拗な襲撃されていたようでした。爆音とそして掛布団までむしり取られたとか。。。山は恐いですね。
◆10月 10日(火)

3日目     北岳山荘----広河原

今日も晴天を約束するようなご来光で1日が始まりました。
出発前に全員で記念写真を写し、6時30分山荘を後にしました。

近道のトラバース道を利用して、八本歯ノコルまでもどり、大樺沢を下り、広河原には11時頃に着きました。
今回は3日間とも完璧な晴天に恵まれ、北岳は私達を優しく迎えいれてくれました。次回は夏の花がきれいな時期にも訪れたいと思っています。
参加者全員が怪我もなく、無事に3日間を過ごせたこともなによりでした。10月の秋の山は油断できないそうです。7日には悪天候で白馬岳と奥穂高岳で遭難したニュースも入り、私たちは本当に運がよい日程で登れたことを、山の神様に感謝します。山の女神さま本当にありがとうございました!!
最後に乾杯!!