わたしの山日記
 
秋の南アルプス
甲斐駒ケ岳 登頂

2006.10.15(日)〜10.16(月) 1泊2日

◆投稿者:新田 順子様
◆10月 15日(日)
10月15日快晴午前6時一行6名は甲斐駒ケ岳に向けて出発。
国道50号〜高速〜コスモス街道〜高遠のルート。浅間山をバックにした白樺湖畔の紅葉が美しい。
街道沿いのコスモス、下仁田ネギやコンニャクの畑、今ではあまり見かけなくなった、ほだかけの田圃など秋の田園風景を楽しみながら6時間で登山口の仙流荘に着く。
ここで南アルプス林道バスに乗り換える。バスは小黒川沿いに上流へと進み戸台大橋で川を渡る。これより先は一般車両通行禁止。バスは2030mの北沢峠まで1200mの標高差を登っていく。
要所要所での運転手の説明と撮影の為の停車の心配りがうれしい。やがて8合目付近まで紅葉した木々に覆われた、駒ヶ岳の白い頂上が見えてきた。
本格的な山が初めての私はその偉容に感動した。
カーブを超えると仙丈ケ岳、鋸岳が姿を現す。登るにつれて効用は鮮やかさを増す。
1時間で北沢峠に着く。今夜の宿は長衛荘。明日に備え早めに床に就く。
◆10月16日(月)
10月16日快晴午前4時30分山小屋を出発。ヘッドランプの灯りを頼りに樹林帯の中を歩く。
今日の快晴を約束するような三日月が梢の上にくっきりと見える。
歩き始めて1時間余り。次第に明るくなり木の間越しに北岳が見え始めた。
そして日の出。右半分は暗く左半分が朝日に照らされた北岳、仙丈ケ岳にしばし見とれる。
黙々と歩きやがて稜線に出ると視界が開け、遠くに御岳山、雪を冠った乗鞍岳が見える。汗ばんだ肌に吹く風が心地よい。
左右の景色を眺めながら霜柱の立った道を進む。遠くの山並は青く、近くの山々は赤や黄色に色づいている。
しばらく稜線を行くと双児山に着く。
ここから先は一旦下りそして駒津峰に向けて再び上りとなる。
ハイマツのガレ場を慎重に進む。快晴で太陽が照りつける中、時々歩みを止めて遠望を楽しむ。
北アルプス中央アルプス南アルプスの山々そして富士山がはっきり見える。
駒津峰(2730m)の正面に目指す駒ケ岳がでんとそびえている。ここから先は大きな岩ばかりの急な下り。手をかける場所を探しながら細心の注意を払って下りる。ようやく巨石群に囲まれた鞍部の六万石に着く。少し休憩し余分な荷物は置いて最後の上りにかかる。
岩場が終わると、道は岩場の直登ルートとまき道に分かれる。
私達はまき道のルートを行く。表面がざらざらの細かい砂で覆われた長い斜面の登りで、足元に神経を集中して一歩一歩進む。
稜線に出ると白馬岳が見える。あと一息。そして稜線を登る事25分。午前10時20分ついに駒ケ岳(2967m)の頂上に立つ。
視界は360度。雲ひとつなく晴れ渡る青空。
「穂高、槍、大天井・・・」と数え31もの百名山が確認できた。(数え落としもあったかも・・・)
「こんな天気はめったにない」とベテラン達も言った。
不安を抱きつつの初挑戦だったが無事登頂できてとてもうれしかった。
30分ほど頂上からの眺めを堪能し同じルートを下山。
温泉で汗を流し帰路に着いた。
全員で頂上に立ち無事に帰宅できたことは喜ばしい限りです。メンバーの皆さん楽しい山旅ありがとうございました。