わたしの山日記
 
雄大な阿蘇山と
外輪山九重山、祖母山の山旅

2007.5.13(日)〜5.16(水) 3泊4日

◆投稿者:宍戸 幹直様
 男性4名女性6名の中高年元気軍団は5月13日、3泊4日の行程で九州の山旅に出かけました。

ある詩人は、女性は男性の喜びを二倍のしてくれると言ったそうだが美しい女性に囲まれての山行で楽しい4日間を過ごす事ができました。天候にも恵まれ楽しい想い出がたくさんできました。

◆5月 13日(日)晴れ
初日の13日は羽田から大分空港までの空の旅で始まる。大分空港からは待ち受けていてくれたネイチャーツアー号で九重山登山口である長者原までバス移動。やがてバスの窓からは湯布岳が見えてきた。別府湾が眼下に広がっている。

途中、日本一長い吊り橋のところで渋滞に巻き込まれるが長者原(1030m)には12時35分に着く。

広い駐車場があり売店もある。カツサンドを頬張りエネルギー補給を済ます。13時20分スタート。吊り橋を渡りタテ原湿原の木道を進む。湿原にはタテヤマリンドウが咲いている。すぐに本格的登山道となる。

若葉の間を通り抜けた風は清々しい。木漏れ日と小鳥のさえずりが足の運びを軽やかにしてくれた。

九州の山特有か、なだらかに広がる裾野の緑が美しい。

やがて平治岳が見えてきた。途中小休止し、15時50分、今夜の宿泊先である法華院温泉山荘(1303m)に着く。

九州で1番高い所にある温泉として人気が高いらしい。ミヤマキリシマは堅いつぼみであと一、二週間先が見頃か。

対面に見える小高い山の斜面はピンクのじゅうたんに変わるそうだ。

さっそく温泉につかり、そして湯上りのビールと自然に時は流れていく。

ここに来れば焼酎も飲まねばなるまい。

楽しい山談義が続く。18時から夕食、品数も多く美味しかった。

20時には床に入り深い眠りに誘われていく。

◆5月 14日(月)
二日目の朝は4時30分に目を覚ます。良く寝た。
5時を過ぎてようやく明るくなってきた。九州の夜明けは遅い。
しっかり朝食をいただき、ストレッチを済ませ7時10分スタート。
今日も快晴だ。
山荘の脇から急登を登っていく。青空が広がっている。
やがて沢に沿っての登りとなる。小さな木の先端でミソサザイが尾を振るわせて忙しく鳴いている。中岳分岐(1700m)からは少しの間平坦な道となるがすぐ急登となる。
この最後の急登を登ると9時45分久住山(1787m)山頂に着く。
山群の総称を九重、主峰を久住と落ち着くまで長い間山名の争奪戦が繰り広げられたらしい。
九州では1番高い山である。山頂は気温13℃と涼しかった。

目の前の硫黄岳からは噴煙が立ち上がっている。南方眼下には久住高原が広がっている。緑のジュウタンの牧場がいくつもある。美しい高原である。その先には阿蘇の山々。約30分間山頂からの眺望を楽しんだ後、下山する。



←山頂で記録を綴る宍戸さん

登りとは別ルートであるが初日に登り出した長者原駐車場を目指す。滑りやすいガレ場を下るとすぐに岩場の急な坂道となる。慎重に下山する。
平らなところに差し掛かったところで昼食タイム。ゆっくりする。

駐車場には13時25分に着く。上りは沢に沿っての緑の中を、下りは急な岩場をと変化に富んだ山行でした。
ここで30分休憩するということなので、ビールで喉を潤す。
バスに乗り込み今夜の宿泊先である阿蘇市赤水温泉、阿蘇、白雲荘に向かう。

途中阿蘇神社を参拝し、登山の無事を祈願する。大きな神社だ。大楼門がすごい。ホテルには15時30分に着く。さっそく温泉につかる。

鉄分が多いのか褐色に濁っている。足の筋肉をよく揉みほぐし明日の登山に備える。
湯上りは誘われるままにお酒タイム。楽しい一時だ。おいしい夕食をいただき20時には深い眠りに入る。

◆5月 15日(火)

三日目の朝は4時に目を覚ます。快食快眠で体調は良好だ。

いや、快飲がいいのかもしれない。今日は祖母山に登る。

朝食をとらずに5時に出発する。神原登山口(650m)には6時20分に着く。

いくらか雲っているが天候は心配ない。軽く食事をとって6時40分にスタートする。やがて太陽の光が林の中に差し込んできた。

杉林を過ぎるとカエデやブナの林となる。沢のせせらぎが聞こえる。マイナスイオンと若葉の登山道は心身ともに健康にしてくれる。

落差のある大きな滝が見えてきた。御社の滝というらしい。

何度か休憩をとりながら高度を上げていく。小鳥も季節柄忙しく囀っている。9時30分、国観峠で食事タイム。ゆっくりする。

山頂が見えてきた。

10時40分祖母山(1756m)山頂に着く。晴れてはいるがガスがかかっていて遠くの山々は見えない。

アケボノツツジが見事に咲いている。

神武天皇の祖母にあたる豊玉姫が祀られたことから祖母山の名が付いたとか。大分と宮崎の県境に位置し、大分県側には見事な原生林と渓谷が残っていて私たちは大分県側から登る事で風格のある男性的な山の山行を堪能することができた。

約30分ゆっくりし同じルートを下山する。何度か小休止し、登山口には15時に着く。
今日も晴天に恵まれました。

今夜の宿泊先であるビラパークホテルに向かう。大きなホテルで外国人宿泊者が多い。さっそく温泉につかり、疲れた筋肉を揉みほぐす。湯上りのビールは最高だ。至福の一時である。頑張った後だけにその分美味しさも倍増するのではあるまいか。

18時から夕食
地酒とホテルオリジナルの焼酎を飲んでみる。20時には床に入り快眠の世界だ。
◆5月 16日(水)
4時30分に目を覚ます。今日はスタートが遅いので朝風呂に入る。

6時40分に朝食を食べホテルを7時30分に出発する。
まもなく阿蘇の雄大な草原が道の両側に広がってきた。牛がのんびり草を食べている。高級ステーキになることも知らずに人間を恨む様子もない。

ロープウエイ駅の脇のゲートが開かず、若干ロスタイムを生ずるが火口東駐車場(1170m)には8時40分に着く。今日は曇り空だ。
すぐに火口展望所を左手に見ながら歩き出す。

間もなく岩場の急登となる。きつい登りだ。

断層地形が現われ、眼下の火口からは噴煙が上がっている。まるで月の世界を旅しているようだ。

尾根に出ると風が強い。どこまでも続いている阿蘇の外輪山の山々が見える。カルデラ火山としては世界一の規模を誇るそうだが、ただただ感嘆するのみである。

10時に中岳(1606m)山頂に着く。

風が強い。長居は出来ない。高岳(1592m)に向かう。30分の距離である。
ここも風が強く飛ばされそうだ。
早々に下山する。
ここからは仙酔峡駅(950m)を目指す。
滑りやすいザレ場を慎重に進むとすぐに岩場の急な坂道となる。

この同じような状況の山道が続く。
12時45分駐車場に着いたときはほっとした。

駐車場の周りに群生しているミヤマキリシマは丁度満開である。見事だ。

バスに乗り大分空港に向かう。バスが走り出すと間もなく雨が降ってきた。私達の登山が終わるのを待ってくれていたようだ。誰の心がけがよかったかは知らないが感謝、感謝。タイプの違う3つの山をそれぞれ楽しく登りました。天候とパートナーに恵まれ楽しい4日間でした。予定通り我が家には21時に到着。