わたしの山日記
 
日本最北の山旅
利尻山と礼文岳

2007.7.1(日)〜7.4(水) 3泊 4日

◆投稿者:小林 クニ子様
 我々は325分集合となっていたがいつも早めに迎えのバスが来るので10分早く家を出る。同じ会の仲間が6人も参加していて、何とも心強い山行だ。大きな荷物は先送りしたので、少ない荷物で助かる。当日はドライバーの小島さんが同行してくれ、羽田から新千歳空港へ。
◆7月 1日(日) 晴れ

千歳空港到着。
そこでは戸頃さんがすでに待っておられた。いよいよ稚内まで350qバスで約
6時間の旅。
日本海にそって北上。車窓からは果てしなく広い海に風が多少強いのか波頭が白く立っている。時折発電用の風車が見える。

やがて波の向うに利尻島が見えてきた。サロベツ原生花園に寄るも、花の種類はまだ少なくハマナス、エゾカンゾウ、エゾタンポポ位しか見あたらない

午後、稚内港から利尻島の鴛港へフェリーで渡り、夕刻田中屋旅館に到着。
◆7月 2日(月) 晴れ
登山者が多いとのことで、出発を早め、宿を4時に出発、野営場を4時15分に歩き出す。
天気は上々、快適に歩みを進める。4合目の野鳥の森では鳥たちがしきりに鳴いている。同行の黒田さんからあれはミソサザエ、あの馬のいななきに似た鳴き方をするのはコマドリなどと野鳥について講義をうける。
5合目を過ぎ、礼文島がよく見えるところで、宿で作ってもらった朝食の弁当を食べる。過ぎ雪の重みで低く枝を伸ばしたミヤマハンノキやダケカンバに荷物や頭をぶつけながらも長官山につく。ここからの利尻山は堂々として、威圧感さえ覚える。

やがて9時ちょうどに9合目に到着。そこに荷物を置いて、頂上へ向かうが、細かい火山礫に足を取られ、ときにはつかんだ岩が剥がれたり、苦労しながら10時ちょうどに頂上に到着。

9合目から上は崩落が進んでいて、近い将来通行禁止になるのではないだろうか。

頂上は360°の眺望。裾野を海に広げた利尻島、海を行き交うフェリー、海の向こうに広がる礼文島、心行くまで堪能。

 10時25分頂上を後にするが登ってくる登山者を待ちながらの下山で、9合目まで下るのに登りと同じくらいかかった。
9合目で昼食、すると誰かが利尻ひなげしをやっと見つけ、皆が写真に収める。

小石に足を取られながらズンズン下る。頭の後ろから太陽が容赦なく照りつける。タオルでしのいだりと滑稽な格好でも仕方ない。乾いた喉に生ぬるい水はおいしくない、早く甘露水に着きたいとあせりながら下る。

やがて甘露水に着き、冷たい水で乾ききった喉を潤す。なんともおいしい。無事14時55分野営場に到着。
夜はすばらしい利尻山登頂を祝して乾杯。

◆7月 3日(火) 晴れ

結城組5人は5時に宿を出てペシ岬に向かう。ペシ岬からの利尻富士はまた格別の趣があってすばらしい。

 8時に宿を出て、オタドマリ沼に向かう。車窓からは利尻山の姿が刻一刻変わって楽しい。オタドマリ沼畔の店で“うに軍艦”を1つずつ食べる

とてもおいしい。そこからホタテの出荷場に向かいやはり1個ずつホタテを食す。肉厚なホタテが甘くておいしい。
鴛港からフェリーで礼文島に向かい、1145分礼文岳登山を開始。登山口は低い灌木の道なので、最北の島とはいえとても暑い。登山道沿いにはハクサンチドリ、エゾカンゾウ、タマネバラ等の花が見られたが、たった2つ白い花が咲いていたのはオノエランらしい。

←後方は利尻富士!

頂上には1350分到着、利尻島が海の向こうに威風堂々と立っている。

戸頃さんもこの景色は初めてだとおっしゃっていたがこんなに天気がよいのは珍しいのだろう。登山口に戻り、バスでスコトン岬に向かう。

スコトン岬ヘの上の道沿いにはたくさんの花々が咲いているらしい。そして最北端という言葉に何となく憂いを感じるのは私だけではないだろう。

夕刻宿に着き、おいしい料理に舌鼓しながら楽しいひとときを過ごす。
◆7月 4日(水) 晴れ/くもり
5時宿を出て桃岩ハイキングに向かう。なだらかに続く草原にはたくさんの花々が咲き誇っていた。

レブンシオガマ、レブンウスユキソウ、ミヤマオダマキ、エゾハクサンイチゲ、レブンソウ、レブンキンバイソウ、センダイハギ、イブキトラノオ、ボタンキンバイ、カラフトゲンゲ、ヒオウギアヤメ、エゾカンゾウ、カラフトハナシノブ(チシマフウロ)等々やはり礼文島は花の島である。

元地でバスに乗り、一路香深港へ。

 香深港よりフェリーで稚内へ、そこからバスは宗谷岬へ向かい、そこで玉戸のご夫妻に偶然行き会う。お二人で長期の旅を楽しんでいるとのこと。

 そこより内陸を通って新千歳空港へ向かい、すばらしく、楽しい利尻・礼文の旅は最終章を迎えたのでした。