わたしの山日記
 
後立山連峰
八峰キレット縦走

2009.9.19(土)〜9.21(月) 2泊3日

◆投稿者:星 洋子様
◆9月 19日(土) 晴れ
5:00 週間予報に晴れマークが続き、勇躍、あこがれの後立山縦走に向け出発。 目指すは、八峰キレット踏破!

今日は、唐松頂上山荘まで、八方尾根の快適な尾根歩き。あいにくガスがかかっていて展望はよくないが、八方池周辺は早くも秋色で美しい。
快調なペースで14:00唐松頂上山荘着。

我々が着くのを待っていたかのようにガスが晴れ、唐松山頂からは、目の前に不帰ノ険、天狗の大くだり、そのずっと先には白馬三山、そして堂々の剣岳、立山・・・。ぐるぐる見回しては歓声をあげる。
※唐松頂上山荘夕食メニュー
※唐松頂上山荘朝食メニュー
◆9月 20日(日) 晴れ 風少々
5:30 鎖場があって危ないので、明るくなるのを待って出発。
今日は、五竜岳を超えてキレット小屋までの長く険しいコースだ。鎖場を過ぎると、五竜岳山荘までは、ハイマツの斜面の見晴らしのいい道。
足元を、ウラシマツツジやミヤマダイコンソウの真っ赤な葉が彩る。山荘に着き、大多和さんが熱いコーヒーを入れてくれて、ほっとひと息。
ここから頂上までは、せり上がった岩場。マークをたどり、鎖場をよじ登り、五竜岳山頂!
歩いてきた唐松岳からの従走路、目指す鹿島槍、富士山、槍ヶ岳もみえる。山々のまんまん中にいる幸せ!
 
行く手を見ると、ギザギザの小岩峰やピーク、やせ尾根がずっと続いていて手ごわそうだ。
気を引き締めて、山頂からのザレた急斜面を下る。
鋭いピークの岩場をいくつも登り下りし・・・北尾根の頭。ぐんと下って口の沢のコル。ひと息つくも、先はまだまだ長い。
やせ尾根をたどり、もう岩との闘いに疲れ切ったころ、鹿島槍がぐんと近くなり、切れ落ちた岩場を回りこんだところで、14:20やっとキレット小屋に到着。
小屋は ”正面に剣岳”の素晴らしいロケーション。窓から、剣岳に沈む夕日を見てうっとり〜。
※キレット小屋夕食メニュー
※キレット小屋朝食メニュー
◆9月 21日(月) 晴れ
5:45 いよいよ八峰キレット核心部へ。小屋を出るとすぐに覆いかぶさるような岩壁になり、鉄の梯子に取り付く。どこも垂直!谷が深いー! 2晩の寝不足でボーとしていた頭が覚醒する。
岩の壁の足幅やっとのルートを鎖を頼りに1歩1歩進む。傾いた梯子は、奈落の底に下りるようで冷や汗・・・。岩壁を伝い、また梯子と鎖でよじ登り・・・無事キレットをクリア!!
鹿島槍までがまた長い急登。息を切らして分岐。北峰の頂上を踏み、つり尾根を南峰へ。 山頂からは、後立山の山並みが全部見渡せる。従走路がずーっと続いている。”雄大”の一語。やはり縦走は最高!
ここから冷池山荘・爺が岳を経て種池山荘までのコースがまた絶景続きだった。一面真っ赤なチングルマの紅葉。剣岳をバックに秋色の中の赤い屋根の山荘。何度も振り返っては鹿島槍にみとれ・・・。

13:30 柏原新道を下る。赤や黄のカエデのトンネルや山肌の紅葉をずっと楽しみながら、16:10扇沢着。
お天気に恵まれ、ダイナミックでスリル満点。雄大で、紅葉も素晴らしく、まさに縦走の醍醐味を味わうことのできた三日間でした。お世話になりました。ありがとうございました。